すがや みつる, 横山 えいじ「マンガでわかる小説入門」

マンガでわかる小説入門

ネットでいくらか話題になっていたように思う。

小説の書き方をマンガで説明するってそれはありなのかとは思ったけど、ずごくわかりやすい。というか、基礎の基礎だな。主人公・雷太が小説を書こうと思い立って、プロット、視点、描写について学んでいくストーリーで、本当に初めて小説書いてみたいんです〜、ってな人には意外と役にたちそうだと思った。視点は、地味だけど初心者がまず引っかかる関門だと思う。まあ、そこを自覚しないのが初心者の初心者たる所以なのですが。書き慣れてる人にはあるある〜、そうだったアハハって感じで。ただ、昨今の出版社の事情とかエンタメと純文のジャンルについてとか、なかなか小説のハウツー本には触れてないところもあって、それが非常に面白いのではないかと思う。

ただ、雷太の最後の覚悟なあ、妙に空恐ろしいものを感じるのは私だけか。実際に快感になっちゃうから恐ろしいんだけどね。