病名が判明
そう、今になって。
自分が予想していた病気よりはるかに悪いものを疑われてて軽く笑った。1/3が増悪し、1/3がそのまんまで1/3が寛解(治癒とはいわない)するアレかよ。永遠にまともになれねーのか俺はよ! っていう。しかも疑いって診断すらできないのか、こいつ。とモリゾーのような目をしていたら軽く謝られた。
「診断もできないし治療もできない奴でごめんね(笑)」
ホントだよねー。でもなんで笑ってるの?(爆)
「エッ! そんなこと言ってないですよ」
「言ってないけど思ってるでしょ」
「思ってない思ってない思ってないよ〜読心術ヤメテクダサイヨ〜」
軽い軽い。何この軽い会話。元気元気元気! っていうかこのテンションの高さは明らかにおかしいよなあ。
「言いたくなかったけどあなたの場合たとえばノイローゼだったとか言ってもすぐ嘘だってわかるから本当のことを言わざるをえませんでした」
多分私じゃなくても偽りって気づくと思うんですよねー。馬鹿じゃないんだからさあ。
他にもいくつか疑いをもたれていて、私っていったい何? というか前々から気になってたんだけどお前さんはヤブなの? 羊みたいなスタンダードプードル飼ったとか言ってる場合じゃねえだろ。クソッ、プードル見てぇー!
「何かね、洗濯機二人で運んでもらったら、二人が話してるの!『これ、羊?』『いや、犬……。犬……犬……? 犬。だろ。奥さん、これ、犬? ですか?』」
ウフフ、と思いだし笑いをしつつも、彼女は医師らしくこう言ったのであった。
「一人には羊に見えて、もう一人には犬に見えるけど、よくわからなかった」
「ということは?!」
彼女は名古屋弁で結論づけた。「ってことは、羊のように見える犬ってことだわぁ」
私の発言で全てが終わった。「キモーイ」
ってか、センセイ、それさっきも言いませんでしたか? 何度も言わなきゃ気が済まないんですか? そんなに毛ですか。鳴き声はメェですか。そんで嵐の夜にかこつけて秘密の友だちとか何とか言ってつがいますか。
でも羊ひつじ羊。
毛。
「か、刈りてぇ〜〜」
ハート形とか彫りてぇ――!
うちの犬も毛! だけど羊みたいな犬だとまた触り心地が違うのだろうなあ。でもでかいプードルはかなり気色悪い。プードルってかわいいでしょってくらい丸い目をしてるのに大きいとなんか違う目をしてるんだよね。
犬みたいに病気も好きなのを選べたらいいのになあと思います。その診断は親父がキレるレベルのトンデモ診断だよマジで。